トピックス

卒業研修旅行

3月5日、6日、卒業を目前に控えた3年生は、和歌山・白浜に一泊二日の卒業研修旅行に
行って来ました。

移動のバスの中では、前もって調べていた白浜についての学習発表会やクイズをしました。

最初の目的地・天神崎は、自然豊かな日本のナショナルトラスト先駆けの地です。
ナショナルトラスト運動とは、美しい自然や歴史的建造物を市民の寄金で買いとり保全していく運動のことで、日本語訳すると「みんなの大事な預かり物」という意味です。

日本のナショナル・トラスト法人第一号に認定され、活動を続けておられる「天神崎の自然を大切にする会」の玉井さんの案内のもと、まずは海辺でヤドカリやウニの仲間、いろんな生き物の観察です。

こちらの予想をはるかに超えるアクティブさで、生徒達は浅瀬を飛び回っていました。
「3月やのに夏休みみたいやな!」

すぐそばの日和山に登り、湿地や林の観察をしました。玉井さんの自然や歴史の説明に、耳をすませて聞き入ります。

千畳敷では、希望者は露天など外湯めぐりをして、旅館で夕食を食べました。江戸時代から続く伝統ある旅館でした。


夕食後の夜の集いでは、グループに分かれて、3年間の思い出を即興劇にして発表しました。たった30分しかない話し合いの中で作り上げた即興劇は、スタッフも驚くほどの出来で、大爆笑の連続。3年生の成長とチームワークの大きさ、歩んできた時間への想いを熱く感じながら、一日目を終えました。

二日目は朝の集いで最後の礼拝を行いました。

「1年後の自分への手紙」に、卒業して1年、それぞれの進路の中でがんばっている自分へ向けて手紙を書きました。
そのとき自分はどんな道を歩み、どんな成長過程にいるんだろう。「何を書いてあげよう・・・」そして、卒業への実感がじわじわと湧いてきます。

生物学者南方熊楠記念館を見学し、研究や人生を学んだ後は、白浜アドベンチャーワールドで動物と触れ合いました。

研修旅行が終わる寂しさを名残惜しみながら、心の底から一緒にいられることを喜び、思いっきり楽しむ3年生たち。

1人ひとりにとって、本当に忘れられない思い出となった旅でした。

あとは、来週の卒業式・卒業公演を残すのみ。
いよいよ巣立ちの時が近づいてきました。