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聖バルナバ病院訪問

 表コミでは、3年間を通して性教育の取り組みを行っています。そのまとめとして、3月に卒業する卒業生と聖バルナバ病院(大阪市天王寺区)にて思春期教室を受講しました。まず、思春期に起こる体と心の変化を学びました。これまでに学んできたことを復習できる内容で、二次性徴や性行為のリスク、自分で自分の行動に責任を持つことの大切さを学びました。

   後半は、新生児室の見学や妊婦体験、胎盤に触るという貴重な時間を過ごしました。新生児の見学では、誕生して間もない、おくるみにくるまれて寝息を立てる赤ちゃんの姿を見ることが出来ました。ガラス越しに見る小さな命に、自分がかつてこんなにも小さかったことに思いを馳せる生徒もいました。
 妊婦の擬似体験では、11kgのおもりの入ったジャケットを着用しました。「想像していたより重いなぁ」「起きるの大変やん」と、妊婦さんがどんな状況かを身を持って知ることができました。
 「胎盤を触る」という体験は、一生のうちでもなかなかできない経験です。出産した女性の胎盤に実際に(手袋越しに)触れさせていただきます。そこに赤ちゃんがつながっていたという生命の不思議を体感しました。
  
 命が尊いものであること、自分が生まれて今ここにあるという奇跡、そしてこれから命を産み育むものとしての責任を学んだ一日となりました。

【生徒の感想】
・胎盤の感触、産まれて間もない赤ちゃん、お腹に赤ちゃんを宿した人の体重。何もかもが知識と似ているようで似ていない、不思議な感じでした。
・生まれたての赤ちゃんはとてもかわいくて、小さいけど生命はとても大きくて大切で、人の命はやさしく、丁寧に、心から思いやらなあかんなと思いました。
・この子たちがこれから生きる世界を私達が作っていくのだと思うと、しっかりと生きていかなければと思った。

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***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科