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5月 全体礼拝

 5月の全体礼拝は、表コミ校舎の10階にあるチャペルで行いました。初めてこのチャペルに入った1年生からは「いつも通う校舎の中に、こんな場所があったなんて!」という驚きの声もきかれました。

 今回与えられた聖書の箇所は、マタイによる福音書第5章1節~5節でした。全体礼拝5.30.jpg

「イエスはこの群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。そこで、イエスは口を開き、教えられた。心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。柔和な人々は、幸いである、その人たちは地を受け継ぐ。」

 生徒代表のお祈りでは、新学期が始まり、皆にとって新しい環境での初めての前期中間試験について、皆がベストを尽くせるようにとの言葉がありました。

  今回の説教では、大阪教会の岡村牧師より、「こころの貧しい人たちは、さいわいである。」というタイトルでお話をいただきました。岡村牧師は、「こころの貧しい人」がなぜ「さいわい」なのか、聖書原典のヘブライ語のニュアンスや、この言葉が語られた状況もふくめてお話しくださいました。「こころの貧しい人」とは、当時の言葉で「何も持たない人」という意味で、これはイエスが目の前の人々のことを指して発せられた言葉なのだそうです。また、「さいわいである」という表現は、当時の言葉のニュアンスで言うと、「なんてしあわせせなんだ!」という表現にあたるとのことでした。そして、意訳すると「あなたがたはなんてしあわせなんだ!」となるこの言葉は、「何も持っていなければ、主なる神だけに対して純粋に謙虚に救いを求めることができる、それこそさいわいなことなのだ」ということを意味していると教えてくださいました。

  この説教から、表コミ生の皆さんはどのようなメッセージを受け取ったでしょうか。人生は、たったひとつの言葉に影響を受け、劇的に変化することがあります。ひとつひとつの御言葉を大切に、豊かな人生を歩んでいってほしいと思います。

 

**** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科