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　一年生にとって初の宿泊行事、阿南キャンプが行われました。２泊３日の場所も離れたところの行事で、大丈夫かなと不安になる生徒もいましたが、大丈夫だよと語りけるような、恵まれた晴天でみんなのテンションも上がりました。

　バスの中では、生徒達によるレクリエーションが行われ、長時間のバス移動ながら大盛りあがりでした。到着後、最初のプログラムは活動班で対抗の「アナリンピック」を行いました。どの班もみんなで協力しあって取り組んでいました。特に、班全員で指定されたお題を表現するジェスチャーゲームでは、限られた時間の中でどの班も見事に演じていました。夜のキャンプファイアーでは、ワンピースの姿で登場した阿南委員がトーチを持って入場し、点火式を行いました。そのあと担任３名によるダンスが行われ盛り上がったあと、そのあとみんなと一丸になってやるバナナダンスで一体となりました。

　２日目はいよいよ海でのプログラムです。午前中は、１０人程度の人が同じカヌーに乗り無人島を目指してこぎました。最初はなかなか息が合わなかったものの、声を掛けあって徐々にみんなの息があってグイグイ進みました。無人島についたあとは海で自由行動タイム。はじめは緊張してなかなか入りづらかった生徒も、友達に連れられて入っていました。普段の生活では体験できないことなのか、終始声をあげて楽しんでいました。 

 
　午後からは、一人乗りのカヤックに乗りました。朝に一生懸命こいだのが本当だったかのように元気にパドルを動かして進んでいました。バランスを崩してひっくり返ったり、疲れたと言う生徒もいましたが、周りの頑張れという声掛けで元気になり再びこぎだす姿を見ました。目的地に到着したあとはカヌーの落とし合いや魚を捕まえたりなどそれぞれが自由に楽しんでいました。カヌーが終わったあとは、皆で声を掛け合ってスムーズに片付けを行い、現地の方に「とても協力的なクラスですごい」とお褒めの言葉もいただきました。

    夜のプログラムでは、ろうそくの光だけが見える部屋で、今までの自分とこれからの自分を語り合いました。「ぼくはなぜ表コミにきたかというと…」「私が表コミにきたきっかけは…」１人１人発表していくのを、他の生徒がしっかりと見て聞いていました。生徒たちの感想では「みんながそれぞれ変わろうとしていた」「自分の考えたことを言った時に、みんなが真剣に考えてくれていた」「みんなも自分と同じつらい思いをしているんだと思って少し安心しました」など本当に素敵なコメントを書いていました。

   このキャンプで本当に色んなことを肌で感じ取れたと思います。ぜひその感じたことを忘れず、これからの生活で思い出してくれればいいなと思います。
本当にお疲れ様でした。

*****　在籍生の７割が不登校経験者の学校　*****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程　表現・コミュニケーション学科

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