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馬とあそぼう

 期末試験明け、秋晴れの土曜日に、10月から始まる「馬とあそぼう定期プログラム」への参加希望者のための「馬とあそぼう体験プログラム」を実施しました。表コミではこれまで、年に一度の乗馬プログラムを実施していましたが、昨年度から定期的に乗馬や馬の世話ができるプログラムを始めました。

乗馬には、様々な効果があります。馬に乗ると、今まで体験したことのない高くて広い視野と、スピード感を得ることができます。「馬に乗った」という満足感、さらには「大きな馬を操れた」という自信につながります。また、馬に乗っている間は馬と意思疎通を図らなければならず、言葉の通じない馬に自分の意思や感情を伝える新しいコミュニケーションの方法が学べます。さらに、馬に乗った時の揺れやリズムは、人の歩行運動に近いと言われており、馬の動きに合わせることで自然にバランス感覚が養われます。 普段使わない筋肉を使うことで、脳に良い刺激が与えられ、馬のあたたかさは、足や腰の筋肉をほぐすだけでなく、精神を安定させる作用があります。

最初は大きな馬に驚き、おずおずと手を差し出して挨拶をしていた表コミ生。ゆっくり時間をかけて、馬に自分の匂いを覚えてもらい、首や体を触れるようになると、「先生、馬好きになった!」と伝えてくれました。ベガとニコル、2頭の馬のグループに分かれ、自分の担当の馬の世話と乗馬を楽しみました。馬小屋の掃除と餌作りでは、グループで協力しながら、馬の寝床になる藁を乾かし、栄養バランスを考えた食事作りに取り組みました。乗馬では、最初は緊張から体が縮こまっていた人も、最後は両手を離して乗れるまでに。午前中だけのプログラムでしたが、この半日だけで馬との距離がぐんと縮まりました。

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 最後には、「テストの疲れも、癒されました」とわらしべ乗馬センターのスタッフの方々に感謝の気持ちを伝えた表コミ生たち。希望者は今後、10月から4回に渡る定期プログラムに参加します。馬と触れ合うことで、表コミ生たちにとって少しでも穏やかで温かい時間が流れることを願っています。

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***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科