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1年生とさぼりカーニバル

  1年生は、たません・ラーメン・ホットケーキ(プレーン・チョコホイップ)を販売し、時間ギリギリまで奮闘し、見事完売することができました。

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 事前の話し合いでは、これまでの話し合いの中で学んできたことを活かし、話している人の顔を見て話をきくこと、人の意見を否定しないことなどを意識している姿が見られました。話し合いのふりかえりでは、「人の意見を聞くことはできたけれど、自分の意見はあまり言えなかった」、「料理が好きじゃない人や、ペースがゆっくりな人にもっと合わせられたらよかったと思う」、「最初は何をどうしたら良いか分からなくて人任せだったので、次からはもっと人に聞いて行動したい」など、様々な気づきがあり、それぞれがまたひとつ成長していました。

 試作では、なるべく安く、おいしい商品を出すために、各班がそれぞれ試行錯誤しました。「たませんにのせるチーズはどの種類がおいしいか」、「ラーメンに入れるもやしは茹でるべきか」、「ホットケーキにはアイスをのせた方がいいかどうか」、当日のシュミレーションをしながら、みんなで真剣に話し合いました。

 また、カーニバルの一週間前から、放課後何人もの生徒が有志で当日の宣伝グッズを作ってくれました。3Dの歩く看板や、見る人のハートをつかむかわいいポスターなど、個性あふれる宣伝グッズを作成しました。

 そして迎えた当日、初めてのカーニバルに少し緊張の色も見えましたが、SSTの授業で行った接客シュミレーションを活かし、丁寧・テキパキ・チームプレイの接客をこころがけました。また、男装の麗人、女装の乙女、和装やスーツ、警官服、馬やジャコランタンのかぶりものなど、有志コスプレ組みがカーニバルを盛り上げてくれました。そして、忙しい現場を知っているからこそ、休憩時間も働き続ける生徒の姿が数多く見られました。その後のふりかえりの中でも「○○さんが呼びこみをとても頑張っていた」、「○○さんが違う班の洗い物も手伝ってくれた」など、様々な面で仲間の働きに感謝する声が多くみられました。

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  当日は、想定外のハプニングがたくさんありましたが、それぞれが臨機応変に、一生懸命対応していました。調理や接客の大変さと楽しさを知り、良い社会経験になったと思います。そして何より、周囲と協力することの難しさと楽しさを再確認することができました。今回の経験から多くを吸収した10期生、来年はどんなカーニバルになるのか、今から楽しみです。

 

 

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〈生徒感想(一部抜粋)〉

・働くことがとても楽しかったです。

・忙しかったけれど、みんなで協力しあえてよかった。

・最初はちょっと緊張していたけど、始まってみると

   楽しくてよかった。来年も頑張りたい。

・当日は思ったよりも忙しくて疲れたけど、

   バイトの練習にもなったし良い経験ができてよかった。

・とても楽しかったです。みんなとの絆がまた深まったと思います。

 

***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科