トピックス

3年生 「命」の勉強

 表コミでは、3年間を通して生命を感じる取り組みを行っています。そのまとめとして、3年生は、聖バルナバ病院(産婦人科・小児科 大阪市天王寺区)での「思春期教室」、NPO法人ママの働き方応援隊主催の「赤ちゃん先生」を受講しました。

 「思春期教室」では、思春期に起こる体と心の変化、二次性徴や性行為のリスク、自分で自分の行動に責任を持つことの大切さを学びました。後半は、新生児室の見学や妊婦体験、胎盤に触れるという貴重な時間を過ごしました。11kgのおもりの入ったジャケットを着用する妊婦擬似体験、「胎盤に触れる」というなかなかできない体験を通して、命が尊いものであること、自分が生まれて今ここにあるという奇跡、そしてこれから命を産み育むものとしての責任を学んだ一日となりました。

 写真 2015-02-02 14 46 48.jpg写真 2015-02-02 14 44 04.jpg写真 2015-02-02 14 51 37.jpg

 IMG_2310.JPG写真 2015-02-02 14 57 05.jpgIMG_2312.JPG

   「赤ちゃん先生」では、ママ講師から、結婚、妊娠、出産を通した親子関係の変化や高校から現在までの親に対する気持ちなどを聞きました。どのような思いで子育てをしているのかを聞くことで、自分自身を振り返り、親子の関係を新たな視点で考えるきっかけとなりました。また、泣いたり笑ったり...自然体でやわらかく、一生懸命に生きる赤ちゃんから、「自分はこの世にたった一つしかない大切な存在」であることを学びました。ママ講師からのメッセージ、「(親に対して)何かしてあげないとと思わなくても良い。あなたたちが幸せでいることが親の幸せなんです!」の一言は何とも印象的でした。

写真 2015-02-12 10 22 26.jpg写真 2015-02-12 10 23 41.jpg写真 2015-02-12 11 34 03.jpg

 

      写真 2015-02-12 10 25 46.jpg写真 2015-02-12 11 32 55.jpg写真 2015-02-12 10 37 45.jpg

【生徒の振り返りより一部抜粋】
・病院では命の尊さを学び、実際に赤ちゃんと触れ合って、小さな命の大切さを改めて知った。私もこれから命を守っていく立場になるんだな・・・
・将来子どもを産んだら、きちんと子育てできるか、間違えたことを教えないか不安です。子どもを産むことは大きな責任問題。簡単に考えてはいけないと感じました。
・今まで親に支えてもらうことが当たり前だと思っていたけど、そうでないことに気づいた。私では想像もつかないほどの苦労をしているのだと思う。育ててくれてありがとう。

***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科