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5月 全体礼拝
5月29日金曜日、全体礼拝を校舎10階のチャペルで行いました。司式とオルガン演奏は3年生が担当し、恵まれた時間が与えられました。
今回導かれた聖書の箇所は、詩編23篇1節から6節の御言葉です。
「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主はわたしを青草の原に休ませ、憩いの水のほとりに伴い、魂を生き返らせてくださる。主は御名にふさわしくわたしを正しい道に導かれる。死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖、それがわたしを力づける。
わたしを苦しめる者を前にしても、あなたはわたしに食卓を整えてくださる。わたしの杯を溢れさせてくださる。命のある限り、恵みと慈しみはいつもわたしを追う。主の家にわたしは帰り、生涯そこにいとどまるであろう。」
この聖句は聖書の中でも特に繰り返し読まれている有名な箇所です。旧約聖書に登場するダビデという人物が、神様に対して感謝を込めてこの歌をつくりました。
説教者の岡村牧師は、自らの経験を通して生徒に優しく語りかけてくださいました。
「先生は目の調子が悪く、手術をしたことがあります。結果、手術は成功し、よく見えるようになりました。しかし、手術後はもう片方の目との見え方のバランスが悪くなり、また、見えづらくなりました。
問題が解決されたと思いきや、また新たな問題が浮上してくる。わたしたちの人生はまさに奇想天外です。イスラエルの王であったダビデすら例外ではありませんでした。彼は詩編のなかで試練や苦悩といったつらく苦々しい経験を赤裸々に告白しています。
その詩は今日においても、多くの人々の心をとらえています。なぜなら、彼が苦難の中にありながらも、神様への感謝と喜びと賛美に満ちあふれているからです。」
また、詩編23篇2節には、「水のほとりに」とあります。岡村牧師は詩編1篇3節、「水路のそばに植わった木のようだ」という箇所と照らし合わせ語られました。
「ダビデが住んでいた地域は乾燥地帯であって、水源は特に貴重でした。旅行く人びとは荒野が続くなかで緑を見つけるとその場所に駆け寄ります。そこには水があり、植物はその栄養源をたっぷりと吸収しながら成長し、時がくると実をつけます。」
表コミ生はこの「水路」になれます。彼らが関わるあらゆる場所で人びとの糧となり、出会いを通して実を結んでいくことができる。ただ水路にも源があります。その水がどこから来るものなのか。聖書はその存在こそが神であるといいます。
神に繋がり、与えられる人びとに寄り添って生きる。受けるよりも与えることを喜びとする人生がそこにはあります。
礼拝のあとはパソコン検定の合格者が次々と発表され表彰を受けました。名前を呼ばれ、拍手に囲まれる彼らの表情は照れくささの中にも確かな喜びが感じられました。一人ひとりに心からの「おめでとう」を送ります。
またスポーツデイの案内では、3年生のリーダーたちが前にたちが今年のスポーツデイのテーマ、約束事を発表。1・2年生たちを鼓舞し、全校生徒一同で気合いをいれました。リーダーたちは、この日のために1・2年生に対してエールを送る練習をし、当日に臨みました。
日に日に日差しが強くなり、夏を感じる季節。皆様の健やかで豊かな日々をお祈りしています。
**** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****
大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科