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1年生 とさぼりカーニバル「たくさんの葛藤と気づき」

1年生にとっては初めてのとさぼりカーニバル。(表コミでは文化祭として、大阪YMCA会館全体のお祭りに参加しています。)準備段階で、グループを編成し、「あーでもない、こーでもない」と話し合いを繰り返し準備をすすめています。自分の想いはあるけれど、相手に伝えるとなると言葉としてでてこない。当日に間に合うのだろうかという不安の中、どのグループも円滑に計画が進んでいったわけではなく、各々が向き合うべき課題が何か知れたのもこの準備時間でした。

 「もっとこうしたい!」「なんでうまくいかないのだろう・・」と葛藤の声が挙がる中、自分の役割をしっかりとこなすクラスメートの姿も。全てが葛藤に繋がる時間、一人ひとりが自分に課せられている役割に目を配ることができたのではないかと感じています。グループ(チーム)で稼動していくためには、気が合うメンバー以外ともコミュニケーションを図る必要があります。そこでは普段何気なく話している言葉遣い、距離感、立ち位置といった全てを一旦見直し、新たな関係性を築き始めはじめなければ前に進みません。

表コミが大切にするプロセスを1つ1つ丁寧にふみ、つみあげていく時間になったと思います。

 そんな中、迎えたカーニバル当日。たくさんの重たい食材を持ってきてくれた生徒、この日のために手作りのコスチュームを用意してきた生徒。個々の活躍や個性が光る中、来館者の数の多さにも怯まず丁寧に1つ1つのことを着実に対応していく11期生の姿がありました。その適応力にスタッフも驚かされました。「やればできる!」この体験を通して自信をつけ、今後の生活に活かしていければと思います。最後に振り返りの感想を一部ご紹介します。

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「あれほど心配されていた売れ行きは素晴らしかった。若干空気がピリついた事もあったけど、皆当日は一所懸命奮起していた。」

「みんな頑張って売ることができた。」

「はじめて食べ物を売ったので大変でした」

「たくさんのお客様に「美味しかった!」と言ってもらえてとても嬉しかったです」

「様々な方々との交流を楽しめた」

来年のみんなの姿がこれから楽しみです。

 

**** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科