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4月 全体礼拝

4月22日、今年度最初の全体礼拝を行いました。「全体礼拝」とは月に一度、心静かに祈り、神様と向き合う時間です。1年生にとっては入学礼拝後初めての全体礼拝で、大変緊張している面持ちでした。2、3年生にとっても年に数回しか行われない大阪教会での礼拝は、とても感じることの多いものかと思います。

司式を務めてくださった大阪教会の岡村恒牧師が選ばれた聖書の箇所は、大阪YMCAの年間聖句でもある箴言23章18節でした。

『確かに未来はある。あなたの希望が断たれることはない。』

岡村牧師のお話は『確かに未来はある』というタイトルで行われました。

『シンプルな言葉ながら強く響く言葉です。しかしながら、それと同時に、この思いを抱くことの難しさを感じる箇所であるかもしれません。壁にぶち当たった時、逆境に立たされた時、真っ暗闇の中で絶望した時、私達が「確かに未来はある。希望は断たれていない。」と思うことは簡単ではありません。

熊本の災害が起こって間もなくの礼拝に向けてこの箇所が選ばれていたことは、つらく苦しい状況にある私達に、神様から贈られたメッセージなのです。

多くの災害に見舞われた経験のある日本ですが、その度に人々の強い想いや繋がりによってそれを乗り越えてきました。様々な壁を乗り越えてきた私達にはそれだけの力がある。そのことを今改めて私達に思い出させてくれるこの箇所が、今神様によって与えられたのです。』

未来と希望とは、「ある」「ない」というものではなく、常にそこにあり続けるものなのかもしれない、ということを感じた全体礼拝でした。

そして礼拝後は、パソコン検定の表彰を行いました。誰かの頑張りを、その他の人びとが祝福し、喜びを分かち合うというのはやはり素晴らしいことです。表彰を受けた生徒も、祝いあった生徒もその「喜びを分かち合う経験」をこれからどんどん増やしていってほしいと思います。

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最後には1年生に向けて、大阪教会の紹介が岡村先生より行われました。連続テレビ小説「あさが来た」で一躍有名となった広岡浅子と縁のある教会であることや、歴史のある木造建築であること、戦時中の空襲でも奇跡的に焼けなかったことなど、重みのあるお話をいただきました。よろしければ、静穏ながらも重厚な大阪教会をぜひ一度、訪ねてみてください。

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***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科