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5月 全体礼拝

 5月末、今年度2回目の全体礼拝が行われました。5月はYMCA土佐堀会館10階にあるチャペルにて行い、この日も生徒と教員が心を合わせて静かな時を過ごしました。

 大阪教会の岡村恒牧師を招き、創世記1章26~28節を聖書箇所として、『神のかたち』という題で説教をしていただきました。

『神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」』

 「神のかたちに似せて人を創造した」という聖書箇所を用いて私達が誰かに似ているということ、そして人が神様に似ているということをお話しいただきました。

 私達は親や兄弟、親戚などの誰かに似た姿を持っています。見た目が全く似ていないと思っても、ふとした所で言動が似ていたりします。いろいろなものを先祖から受け継いでいるのです。神様も人を造られたとき、神様に「似せて」造られました。この世のすべての生き物を創造されたのですが、その中で人だけが神の息が吹き込まれるという違った方法で、特別なものとして創造されたのです。そして、その特別なものである人が他の生き物と違う部分はどこなのかというと「反発し、逆らう」という所です。他の生き物は神様に対して逆らうことはありませんが、人はそうではありません。最初に造られた人も神様を愛しませんでした。それでは、一体そのような人のどこが神に似ている部分なのでしょうか?ここで似ている部分というのは見た目や形ではなく、自分の意志で判断し、愛し、仕えることのできる存在であるという所なのです。人は自分の意志で「相手のために何かいいことをしたい」と思う気持ちを持つことのできる存在です。それこそが人の中にある神に似た部分なのです。

 この礼拝では3年生の生徒が司式を担当し、大変落ち着いた様子でありながら、温かみのある司式を最後まで務めることができました。司式を担当するということも「相手のために何かをしたい」という思いを体現しているものであり、それは大変素晴らしいことです。きっとこれからの表コミ生活の中でもその想いを表すことがたくさんあると思います。その想いを常に忘れずに、持ち続けて欲しいと感じた礼拝となりました。

 

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***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科