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1年生阿南キャンプ終わりました

7月14日~16日に、1年生全員はYMCAが所有する徳島県の阿南国際海洋センターに行きました。初めての宿泊行事は、携帯・パソコン・ゲーム・テレビのない規則正しい生活の中でしっかり自然を感じ、非日常を体験することを目的の1つしています。

 

生徒は事前に個人の目標とキャンプ中のルールを決めます。個人目標では、「無事に生還すること」「生き残ること」などが印象的でした。また、キャンプ中のルールは、学校が決めるのではなく、生徒が決めます。今年は、①否定しない②陰口を言わない③何でも美味しく食べる④仲良くする⑤うるさくしない⑥周りに迷惑をかけない⑦人の嫌がることを言わない・行わないです。これは、大変よく守られていました。

 

キャンプは海の活動が中心です。1人乗りのカヌーから始まり、2人乗りのダックリン(ヨット)、最後は10人乗りのビッグカヌーに挑戦しました。皆で協力してビッグカヌーを漕いで野の島という無人島を目指します。野の島はセンターの前にある島で「子ども達に夢を」と有志が寄付を集めYMCAに贈呈したものです。カヌーのキャプテンは生徒です。キャプテンの「1・2・1・2」の掛け声と共に3隻の船が進みます。それはそれは、スピードがでて目標に向かって皆の心が1つになった瞬間でした。

 

夜は日によって違う種類のファイアーです。1日目の夜は、満天の星空の下で楽しいレクリエーションを行いました。2日目は、室内でろうそくの火を囲み「何故、表コミにきたのか」「入学してどう変わったか」を静かに語り合いました。不登校時代の経験や表コミでの希望の話を聴き話す人も聴いている人も涙を流しているのが印象的でした。生徒たちは大阪に戻ってから【みんなの話を聞いて自分だけじゃないと安心した。クラスで一致団結して支えあいたいです】【この人たちとならなんとかやっていけるんじゃないだろうかと改めて思った】と書いていました。他に朝食に野外でカートンドッグを作ったり、麻ひものブレスレットを作ったりしました。自由な時間もたくさんあり、海辺で静かな時間を過ごすことや友人と話すことも出来ました。

 

最後に、生徒にとってキャンプに参加することが大きな大きな一歩です。たくさんの初めての体験がありましたが全員が参加できたことは、この先、きっと大きな力になります。

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