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細谷亮太氏 講演会『生きるということ』

 

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例年、皆様とともに学びと気づきの機会を持ちたいという想いで実施している『教育を共に考える集い』。今年は、小児血液、腫瘍学、小児保健などを専門とされ、現在も聖路加国際病院顧問でありながら、「がんの子どもを守る会」や「そらぷちキッズキャンプ」という小児がんの子どもたちのキャンプを実施する代表をされておられる、細谷亮太氏をお招きし、「生きるということ~今、私たちにできること」というテーマでご講演いただきました。
講演の中で2つのエピソード:生きてこそだ。少しでも長く生きるために辛い治療に耐え亡くなった少年と、長さよりも深く生きることが大切なのだと延命治療を拒み亡くなった少女の映像から、与えられた命を充分に使い切ることについて改めて考える時間となりました。

講演後、質疑応答で「生きることに希望を失っている青少年へ、私たち大人ができることは何か」や「医療の現場に立ち続ける、また小児がんのキャンプや講演会を精力的に行われる細谷先生のモチベーションの保ち方は」など来場者からの質問にも、丁寧に、正直にお答えいただき、細谷氏のお言葉に熱心に聞き入りました。「色々な人と触れ合い、触れ合う中で新たな考えが与えられ、それらが生きるためのエネルギーとなる。生きるということは辛いことで、誰にでも苦しい時期がある。しかし、生きていることが大切なのだ。与えられた命をいかに充分に使い切るかが『人生』なのではないか。」という細谷氏の言葉胸に生きることに苦しんでいる高校生の側で、その子に合ったサポートをしていきたいと強く思いました。

 

***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****  

大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科