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2・3年生がオーサービジットに応募しました!

生徒の中には、本が好きな人、あまり読まない人、苦手な人・・・いろいろですね。
でも、ちょっと想像してみて。
『本』の向こうには、みんなとおんなじ人間がいて、悩んだり感動したりしているんだ。そして、その思いを伝えたくて、本を書いたんだ・・・。
そのことを肌で感じて、みんながもっと本を好きになれたらいいな。

そんな思いから、人気の作者(オーサー)が、全国各地の学校を訪問(ビジット)する読書推進プロジェクト『オーサー・ビジット』(主催・朝日新聞社)に国語の時間を活用して応募しました。

オーサー候補は三十名。その中から一人ひとり、気になるオーサーをチョイス。
実際にその人の作品を読んだり、インターネットで調べたりして、その人について勉強しました。
そして、ドキドキの発表タイム。 『自分がそのオーサーを選んだ理由』を1分間スピーチにまとめ、クラスで発表しました。
そして、スピーチ評価をもとに、学年で一人ずつ『来て欲しいオーサー』を決定し、最後に全員で『表コミに来てくださいメッセージ』を書きました。

2年生はジャーナリストの池上彰さん、3年生は解剖学者の養老孟司さんです。

初めての経験で、みんな大変だったと思います。 じつは、国語科の先生たちも、いっぱい悩みました。どうすればみんなにとっていい経験になるのかな、って。

でも、試行錯誤の中、みんな本当によく頑張っていましたね。

「本読むの苦手なのに~」といいながら、一生懸命本を読んだ人。
インターネットでオーサーのことをしっかり調べた人。
自分で図書館に足を運んだ人。

緊張しながらも、負けずにスピーチをした人。
ユーモアたっぷりにスピーチをした人。
思わず聞き入ってしまう、説得力たっぷりのスピーチをした人。
何と、十五分間も熱く語った人も!(「一分間」という決まりからはハミ出しちゃうけど、熱意は評価!)

 一生懸命取り組んだからこそ、「自分の調べたオーサーに来て欲しかったのに・・・」と、違うオーサーに決まったことがくやしかった人もいたと思います。でも、決めた後はクラス全員で協力し、オーサー宛てのステキな色紙を作り、無事投函することができました。放課後遅くまで残って色紙のレイアウトを考えてくれた人、そっくりな養老さんの似顔絵を描いてくれた人、みんなありがとう!ただ本のあらすじを追うだけでなく、書いた人(オーサー)のことを考えながら本を読むこと。いろんなことを、自分で調べること。自分の意見を、みんなに伝わるよう
スピーチすること。クラスメイトの意見を、真剣に聞くこと。クラスで決めたことに協力すること…。たくさんのことを立派にこなせたみんなは、キラキラ輝いていました。そして、一回り大きくなったように、思います。ホントにみんなお疲れさま!!スピーチでがんばった人には、全体礼拝の時間に、学科長先生から表彰状が授与されました。 あとは、表コミが『オーサー・ビジット』訪問校に選ばれれば…! 池上彰さん、養老孟司さん、お待ちしています!!