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シンサイミライノハナPROJECTに参加

人々が色々な想いで迎えた1月17日。

寒空の中、神戸の街にたくさんの黄色花が咲きました。その名も「シンサイミライノハナ」。

このプロジェクトは、NHK震災特集「未来は今」に共感した神戸の学生が中心となりスタートしました。「震災を風化させたくない。震災の教訓を未来に受け継ぎたい。」そのような想いを持ち、10万人にメッセージを書いてもらい、2万個の花を神戸の街に咲かせる。そして、その過程で震災について考えるというプロジェクトです。

(プロジェクト:http://sinsai.exblog.jp/

 

現在では高校生の多くが震災を覚えていない・知らない年齢です。今回、震災によって得た人の温かさ・生命のありがたさを忘れないために表コミ生と同じ年代の高校生や大学生が行動を起こしていることに共感し、表コミも「シンサイミライノハナPROJECT」に協力することに決めました。

 

しかし、震災について知らない表コミ生にとって、メッセージを書くことは容易ではありません。震災と言われても何を書いたらいいのか・・・。

今回は、震災を経験されたあるお母さんが描かれた絵本を元に、「生命」に焦点をあて、授業やHRの時間を使い事前学習を行いました。

絵本の中には、子どもを失った母の悲痛な想いや子どもに対する母の強い愛情、また母に対する子どもの想いが描かれています。絵本で描かれている子どもの年齢が、ちょうど表コミ生と近い年齢ということもあり、心に強く響いたようです。

(絵本:http://www.nhk.or.jp/hisaito2/experience/exp_list.html

その後、花びらを配り1人ひとり震災に思いを寄せ“私にとっての震災とは?”というテーマでメッセージを記入しました。表コミ生の書いた花びらには「助け合う力」「人のあたたかさ」「いつ自分の身に起きるか分からない。」「命を大切に」などのメッセージがありました。

そして、117日。表コミ生の書いたメッセージの“花”が他の方々のメッセージと共に神戸の街に咲きました。

 

今日も表コミで生徒と共に歩いていけること、生徒と一緒に“生命”について考える機会がもてたことに感謝の気持ちでいっぱいです。