「見えないものに目を注ぐ」
表コミは2学期制(前期・後期)のため、今日が前期最終日!
明日からは、生徒たちが待ちに待った夏休みに突入です。
ホームルーム後の生徒に夏休み何かするのか?と聞くと、「遊びに行く~!」「今、遊びに行く相談中」と答える生徒もいれば、「ゆっくりする」「まだ未定」と答える生徒がいたり。
生徒の返事を聞きながら、それぞれに思い思いの時間を過ごし、前期頑張った自分を称え、リフレッシュできることを願ってなりません。
そんな時、フッとある卒業生のことを思い出しました。
以前、夏休みなのに、毎日表コミにきて友達と楽しくホームルーム教室で遊ぶ卒業生がいました。
私はそんな卒業生の姿を見て、そんなに表コミが好きで来たいと思ってくれているんだと思っていたのですが、実はその卒業生には違う理由がありました。
その理由とは、「一度休んでしまったら、来れなくなるかもしれない」というものでした。気持ちを聴いた瞬間、その卒業生の本当の苦しみを分かっていなかったと猛反省をしました。
クラスメイトと楽しそうにしている姿の奥にある苦しみや辛さなど、目に見えるものだけでなく、見えないものに気持ちを寄せられる自分で在りたいと思います。
表コミ生の皆さん、前期お疲れ様でした~!!
コリントの信徒への手紙二 4章18節
「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。」
高等課程長 池田聡美