16期生 初めての宿泊行事

1月27日(木)〜28日(金)にかけ、1泊2日の奈良宿泊行事を行いました。
16期生にとって初めての宿泊行事。入学してから新型コロナウイルス感染症の影響で幾度も延期・中止を重ねてきましたが、みなさまのご理解とご協力のもと、感染症対策を徹底した上でついに実施することができました。

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事前準備や話し合いの段階から、クラス全体で奈良への気持ちを高める一方、学校から一歩外へ出た環境で過ごすことへの不安や初めての宿泊に対する漠然とした不安を抱えている生徒もいました。
生徒一人ひとりが、それぞれの期待や不安を抱えて挑んだ宿泊行事の模様をお伝えします。

【1日目】

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奈良へ向けてLet's go!
行きのバスでは、バスレク係がクイズ大会で盛り上げてくれました!イントロクイズや奈良クイズで盛り上がる中、あっという間に目的地へ到着。

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ホテル到着後、奈良公園探索へ向かいます。
若草山を背に、開放感あふれる広場で昼食をとり、レク係が企画した外遊びで体も心もリフレッシュ!中には鹿せんべいを買い、鹿と戯れる生徒も。奈良の自然の中で各々が思い思いの時間を過ごしました。

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奈良公園を満喫した後は、「奈良SDGs学び旅」のプログラムに参加。
3グループに分かれ、地域ガイドのみなさんに春日山原始林を案内していただきました。太古から続く自然の営みを五感で感じながら、森が直面している課題を知り、この自然を次世代へ引き継ぐために自分たちにできることは何かを考えました。

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ホテルに戻り、生徒による室内レクの時間。
1日の疲れを感じさせないほど盛り上がり、「どんな状況でも楽しむ」16期生の力がここでも発揮されました。

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良い感じにお腹も減ってきたところで、豪華な夕食が登場!
クラスメイトと食卓を囲める嬉しさに顔をほころばせながらも、黙食を徹底し、心もお腹も満たされた生徒たちでした。

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1日目の締めくくりは、表コミ生活を語る上で欠かせないカウンシルファイヤー
ろうそくの灯を囲い、一人ひとりが順番に「どうして表コミに入学したのか」「表コミで1年半過ごしてどのように変わったのか」「残りの表コミ生活をどのように過ごしたいか」「今、クラスメイトに伝えたいこと」を語り合いました。今まで近くで過ごしてきた仲間の胸の内を知り、自分の想いを語る...。かけがえのない時間を過ごした、きっと誰もがそう思えたことだと思います。

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カウンシルファイヤーで、さらに結束が強まった16期生。ギュッと繋がった空気感そのままに、有志によるお楽しみ会が行われました。
「講師・スタッフに聞いた16期生の良いところ」を発表したり、この日のために練習を重ねた歌を披露したりと、この宿泊行事でしか味わえない夜を仲間とともに過ごしました。

【2日目】

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2日目、興福寺の鐘の音とともに朝を迎えました。
今回は感染症対策のため、一人一人部屋。いつもとは違った形で「自己管理」にチャレンジすることになりましたが、互いに声を掛け合い、集合時間までに身支度を完了させることができました。
朝の集い後は、各部屋で朝食をとり、次のプログラムまでの間、カードゲームをしたりと自由時間を楽しみました。

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お世話になったホテルを後にし、レク係による鬼ごっこ。
1日目と同様、この宿泊ではレク係が大活躍!企画の段階から準備・本番に至るまで「みんなが楽しめるレクとは何か」を考え、見事に実現させてくれました。

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食前感謝の祈りを捧げ、昼食タイム。
お食事処にはお土産屋も併設されており、"奈良らしい"お土産を購入する生徒も見られました。

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奈良宿泊行事、最後のプログラムは「赤膚焼絵付け体験」。
奈良県指定伝統工芸品である赤膚焼(あかはだやき)の歴史と制作過程を学んでから絵付けスタート!好きなキャラクターを描いたり、宿泊の思い出を湯呑に詰め込んだり...。いつか、出来上がった湯呑を見たとき、みんなと過ごした1泊2日を思い出すことでしょう。


大きな怪我もなく、無事帰路についた16期生。最初は不安もあったけれど、みんなと過ごせて楽しかった!」と振り返る生徒たち。同じ思い出を共有できる嬉しさと、仲間とより強く繋がれた実感がそこにはありました。

最後になりましたが、こうした状況下でも表コミの指導方針にご理解・ご協力いただき、「行ってらっしゃい!」とお子さまの背中を押してくださった保護者の皆さま、本当にありがとうございました。

表コミ生活も残り1年。個々に成長し、クラスの絆も深まった16期生のこれからが楽しみです。

【生徒の感想】(一部抜粋)

・SDGsについて深く学ぶことができた

・絵付けで好きなイラストをかけてうれしかった

・ゲームであんなに盛り上がれるこのクラスはすごいと思う

・よく考えて準備したんだろうなと思える、すてきなレクだった

・鹿せんべいをもっとあげたかった

・カウンシルファイヤーのとき、友達が一緒に泣いてくれた

・自分の本音が言えた

・いつも話さない人と話せた

・クラスメイトの見方が180度変わった

・皆それぞれ自分の中で思いや葛藤があると知った

・自分はこのクラスが好きなんだということを実感できたのでよかった