17期生 「挑戦」の阿南キャンプ

6/28(火)から6/30(木)まで、2年生はYMCA阿南国際海洋センターで阿南キャンプを行いました。

阿南キャンプは17期生にとって初めてとなる表コミでの宿泊行事です。

海プログラムが中心となる阿南キャンプですが、部屋班や活動班を決めたり、それぞれの役割を決めたりと事前準備も大忙し。盛り上げ隊となる阿南キャンプ委員、レクリエーション委員、しおり委員は有志を募り、15名以上の生徒が名乗り出てくれました。

 準備が着々と進む中、出発前には楽しみな気持ちだけでなく、一人ひとり様々な不安を抱えていました。施設はどんな所か、持ち物は何が必要か、2泊3日も家族以外と過ごせるのか、一人でゆっくり過ごせる時間はあるのか、行きたくない気持ちとどう向き合うのか。

 できる限りの準備をして迎えた阿南キャンプ当日。青空広がる快晴の中、クラス全員で出発することが出来ました。

 無事現地に到着して1つ目のプログラムは、表コミ恒例アナリンピック!「心」「技」「体」をテーマにした競技をグループの力を合わせて行います。出されたお題をジェスチャーのみで表す「これ何ですか?」ゲーム。寿司ネタといえば?表コミの先生といえば?などの質問にみんなで同じ答えを目指す「みんなで気持ちを合わせましょう」ゲーム。お金をじゃんけんで増やしていく「お金持ちじゃんけん」ゲームなどで盛り上がりました。

IMG_7385.JPG

 そして夜には、海が見えるキャンプファイヤー場へ。掛け声とともに火の精霊たちを呼び出すと、見事に炎が燃え上がりました。ギターの音色に癒されたり、歌を歌ったり、気持ちをあわせてUFOを呼んでみたり。残念ながらUFOの姿は確認できませんでしたが、頭上には満天の星空が広がっていました。中には初めて流れ星を見た生徒もいました。

            IMG_0549.JPG  IMG_0577.JPG

2日目、お待ちかねの海へ!ライフジャケットを身につけ、まずはビッグカヌーで力を合わせて無人島の野々島に向かいます。意気揚々と海に出て行った3隻のカヌー、順調に直進する2隻を横目に、一隻は蛇行しながら進みます。

左右のバランス、船長の誘導など様々な要素が揃わないと前に進めないことを体験しました。それでも諦めずにパドルを漕いで、無事野々島に到着しました。

          IMG_9048.JPG  IMG_9094.JPG

昼食を食べた後は束の間の休憩時間。海を眺めたり、クラスメイトと談笑したり、それぞれの過ごし方で楽しみました。

               IMG_9548.JPG  IMG_0682.JPG

午後からは1人乗りのカヤックに挑戦。風が強かったため遠出はせず近場での海遊びでしたが、そんなことは気にせずみんなで大はしゃぎです。風にあおられて転覆してしまったり、カヤック同士でぶつかったりしましたが、どの瞬間も笑顔にあふれ、スタッフ一同「この笑顔が見られて良かった!」と感じていました。

IMG_9699.JPGIMG_9613.JPGIMG_9673.JPG

 2日目の夜には、みんなで輪になりカウンシルファイヤーのひとときを持ちました。17期生みんなで決めたクラス目標「個性を認め合い、明るく協力して生活する」に一人ひとりがどの様に行動していくのかアクションプランを設定し、その想いを共有しました。感想からは、「みんなの気持ちが聞けて良かった」「緊張した」「人前で話すのは苦手だけどみんな聞いてくれた」など、クラスメイトのことをそれぞれの視点で受け止め、感じる時間となりました。

 最終日は、阿南の思い出を活動班ごとにポスターに表現し、全員が感想をシェアしました。全日程、お天気にも恵まれたキャンプの思い出は、とてもカラフルに描かれています。

    IMG_9999-01.JPG  IMG_9911.JPG

終わりの会では、阿南国際海洋センターのスタッフから、「キャンプで楽しかったこと、驚いたこと、印象に残っていることをぜひ、バスで隣に座ったクラスメイトや家族にお話ししてほしい」というメッセージがありました。キャンプ後の振り返りには、「とっても楽しかった」「また行きたい」「来年はもうないの?」という声も。そして、お家のごはんがおいしいこと、自分のベッドの寝心地の良さなど、普段何気なく過ごしている日常生活のありがたみに気付く一面もありました。

 今回の17期生阿南キャンプのテーマは挑戦。誰しも初めてのことには不安を抱くもの。なんとかなった、楽しめた、頑張った、という感覚を、大切に覚えていてほしいです。今後の学校生活も17期生らしく進んでいってほしいと思います。