保護者交流会報告 ~卒業生保護者のお話に耳を傾けて~

 

2月3日(土)、本年度最後の保護者交流会には、14名の保護者の方に参加していただきました。

  今回はゲストとして卒業生の保護者をお迎えし、不登校が始まった小学校時代からのエピソードをお話しいただきました。
  何とかして登校させようと、おどし、叱咤激励し、無理強いし……。でも何も変わらず、毎日が修羅場だった日々。そんな中お母様は不登校の親の会に参加されます。
そこで学んだのは、『親の期待通りでなくとも、ありのままのわが子を受けとめ、愛情を伝え、優しい気持ちで見守る』こと。そして『信じて任せて待つ』、ということ。
その時からさらに2年ほどかかったけれど、その学んだことを少しずつ実行できるようになっていき、不登校でも、穏やかな、幸せな日々を小学4年生の頃から過ごせるようになったそうです。
  表コミに入ってからも、ゆったり自分のペースで勉強し、人とつながり、卒業後は専門学校に進み、その後就職。現在も、とても素敵に人生を歩まれています。
「ちゃんと学校に登校するということはできていないけれど、『本当に愛され大切にされている』と感じながら過ごすあいだに、子ども本人に自尊感情が芽生えていき、少しずつエネルギーを貯めていくようになったのがわかった」という言葉がとても印象に残りました。
参加者のみなさんからも、『同じ道を通ってきた』、『信じて待ってみようと思う』、『お話をきけて安心した』など、いろいろなあふれる保護者の思いをお聞かせいただきました。

  お忙しい中お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。

また来年度も、定期的に保護者交流会を実施する予定です。

皆様ぜひお越しください。

 

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