6月 全体礼拝 神の言葉を食べて生きよう

 

 

 

6月末、今年度3度目の全体礼拝を行いました。梅雨特有のじめじめとした天候が続いていた時期で、心もモヤモヤしやすい時期だったかもしれません。そんな中、穏やかで、それでいて荘厳な大阪教会の素敵な雰囲気がみんなの心を癒してくれたことを願います。

 

 

当日の聖書箇所は、マタイによる福音書、第4章1~4節でした。

【さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの意思がパンになるように命じたらどうだ。」イエスはお答えになった。「『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』と書いてある。」】

 

また、説教は「神の言葉を食べて生きよう」と題して、本校チャプレンの岡村牧師に以下のようなお話をしていただきました。

 

『私たちは日々、何を食べようか、何を飲もうかと悩みます。それは実際に口にする食べ物や飲み物の話です。ですが、実際に体の栄養になり、エネルギーになる食べ物だけでは人は生きることはできないとイエスは言っています。私たちが生きていくためにその他に必要とするもの、それが神様の言葉です。神様が私たちを見守り導いてくれるその言葉が、一人ひとりの人生を彩り豊かにします。そして、私たちが耳にしたその言葉は細胞となり、血となって体の中に流れていくのです。その言葉が体の中に流れているということは、イエスの愛と一緒に生きているということ。さらに、その言葉を伝えていくことが、人を愛して命をつないでいくということなのです。』

 

私たちが日々暮らす中、身体が健康でなければ生きられないのは当然ですが、それと同時に「心」も健康でなければ生きられません。その「心」の健康を保つために、神様からの言葉を受け取って生きていく、というお話でした。

聖書や礼拝の中から直接、神様の言葉を聞くこともあれば、時には身近な誰かの口を通して、そのメッセージを受け取ることもあるでしょう。この世には様々な美しい言葉が溢れていますが、私たちの「心に強く残っている言葉」というのは、人を愛する神様が誰かに与えたメッセージが、時を超え、形を変えながら、受け継がれてきたものなのかもしれない、と想いを馳せる礼拝となりました。

 

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大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科