笑顔いっぱいの阿南キャンプ!!
13期生の初めての宿泊行事である阿南キャンプ。
徳島にあるYMCA阿南国際海洋センターに2泊3日、
行ってきました。当日集合したみんなの表情は期待
半分、不安半分。そんな期待と不安が入り混じる中、
バスは出発です。バスではレクリエーションで大いに
盛り上がりました。なぞなぞあり、ビンゴあり、イラ
ストクイズあり、阿南委員の生徒によるフリートーク
(?)ありの盛りだくさんのレクリエーションに緊張
と不安も和らいだところで現地に到着しました。
台風が近づいているということで、急遽予定を変更
し、晴れているうちに海に出よう!!ということで、
YMCA阿南国際海洋センターに到着後すぐに水着に
着替え、1人乗りカヤックで海に出ました。
漕ぐのが苦手な生徒も途中で諦めず、やりきる姿は
素晴らしかったです。そして、苦手なクラスメイトを
助ける仲間の姿も見られ、楽しむだけではなく手を
取り合うことの大切さも学びました。
夜まで天気がもち、野外でキャンプファイヤーを
行うことができました。スタッフによる恋ダンス、
阿南スタッフとの言葉ゲーム、最後はみんなで声を
合わせて静かに歌いました。その後、小さく揺らぐ
火と共に心を静め、エネルギーを発散した身体を
休めるべく宿舎へ…。
雨の予報だった2日目。キャンプファイヤーで歌った
「ハレルヤ(晴れるや)」が効いたのか、私たちが
海に出ている間だけ雨が降りませんでした。
ジャンボカヌーでは、台風の気配を感じる強風にも
負けず、最後まで力を合わせて漕ぐことができました。
生徒の中から立候補で船長を決め、1人ずつパドルを
手にして船に乗り込みます。船長が船の後ろから声を
かけ、力いっぱい漕ぎながら向かった対岸の野々島で
は、浜でめいっぱい遊びました。水をかけあったり、
波の流れに身を任せたり、潜って水中の魚を見つけ
たり…。みんなの笑顔がはじけていました。
午後はアナリンピック(「心」「技」「体」のテーマ
に合わせた競技をグループでクリアしていくもの)を
行いました。外の大雨・台風の勢いに勝るとも劣らな
いエネルギーで白熱しました。特にジェスチャーゲー
ムはそれぞれの班でお題のジェスチャーを練習し、
全員の前で披露しましたが、各班の特徴が表れていて
非常に興味深く、笑いと驚きの連続でした。その他
にもストローを使った豆運びやジャンケンボウリング
など、各競技を楽しみました。
そして、夜にはろうそくの火を囲み、微かな明かりの
中でそれぞれの想いを打ち明けます。
「私が表コミに来た理由は…」、「僕はここに来る前
に…」。みんなが勇気を出して語った言葉にその場の
全員が耳を傾け、真剣な眼差しをしていました。生徒
達は、「みんなつらい過去があって自分だけじゃない
んだなと思った」、「みんな色々な過去があることが
分かり、どう接したらいいかということが分かった」
と素晴らしい感想を出してくれました。
最後のふりかえりでは、「最初は行きたくなかった
けど、めっちゃ楽しかった!」、「携帯のない生活
なんて無理だと思っていたけど、案外楽勝だった」、
「このキャンプには絶対行ったほうがいい」と、
みんなの満足度も高く、充実したときを過ごせました。
3日間のキャンプの中で自然・プログラム・語り合い
を通じて、非常に多くのことを感じたことでしょう。
また、今まで見えなかったものに気づいたことも多
かったと思います。今回のキャンプで得たものは
きっとみんなの糧になります。その想いをこれからも
忘れることなく、心に留めて歩んでいってほしいと
感じる素敵なキャンプとなりました。
本当にお疲れ様でした。
***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****