いのちを守るための訓練
6月5日、大阪YMCAでは、地震による津波が起きた場合を想定し、避難訓練を実施しました。
2017年4月14日21時26分、熊本地震が起こり、甚大な被害が出ました。
大阪YMCAからもスタッフの派遣を行い、募金活動を継続しています。
今回の熊本地震を受け、南海トラフ地震もいつ起こるかわからないと考えられます。
大阪YMCA会館のあるここ土佐堀は、海に近く、間近に川が流れているため、
地震発生の際は、一瞬の判断ミスが大きな被害になることが予想されます。
今回は、地震による「津波」が来る想定での避難訓練ということで、
地震だけの場合とは異なり、津波の場合は4階以上に避難します。
いざという時のために備えるのが『避難訓練』です。
『訓練のための訓練』にならないようにするため、
生徒に事前に知らせることはせず、サイレンと放送から避難訓練が始まりました。
地震を感じたらまずは、机の下に隠れます。
静かに次の放送を待ち、各階指定された階まで階段を使って避難します。
中には、「え?これほんまのやつ?逃げるん?逃げるん?」と少し戸惑いながらも、
生徒たちは机の下に速やかに隠れ、各教員の指示で廊下に並び、
指定の避難場所へとしっかり移動していました。
「1階の保育園の子たち大丈夫かな?」と同じ館内にいる小さな子どもたちを心配する声もこえ、
みんなの優しい心を嬉しく感じました。
避難訓練をすることで、本当の災害が起きた時に、表コミ生たちの安心と安全の確保が少しでも多くできたらと思います。
大阪YMCA土佐堀会館には、生徒たちだけではなく、幼児から高齢者まで多くの人たちが集っています。
そんな中で自分たちのすべきこと、やれること、そして命を守ることを今後も生徒と共に考えていきます。
***** 在籍生の7割が不登校経験者の学校 *****